色襟と呼ぶのでしょうか?半襟の白くないやつ。蕎麦麿は大好きなんです。
白くない→色の着いただけの襟もあれば、時代劇なんかで見るような絞りの襟もありますし、以前ご紹介したように刺繍した襟なんか豪華で可愛くって見ているだけで飽きません。
もともと半襟は汚れやすい襦袢の襟を付け外し出来るように工夫されたものですが、顔の近くにあるので自然と華美になってきたようです。小さいものですから手軽に代えてお洒落を楽しめます。
でも、問題はメンテナンス?襟の素材自体は絹あり、紙あり、綿あり、最近の主流は化繊です。化繊は外して簡単に洗えるので半襟の素材としてはやはり便利です。でも刺繍糸は絹ですから水洗いは難しいです。
以前蛮勇を奮って洗いました→色泣きしました(周りに刺繍糸の色が流れた)
そりゃそうですよね。
で、考え付いたのがペイントです。なにせ、乾いたら洗っても落ちないって言うのがウリの絵の具なんですからやって見ない手はありません。
化繊の絽縮緬の襟です。下絵を転写しにくい素材ですので、今回は新兵器「トレースボックス」を使いました。半透明の板の下から電灯を当てる箱です。下絵を描いたトレーシングペーパーの上に半襟を固定して光を当てながら色を塗ります。時々ライトを切って仕上がりを確認しながら塗り進めます。左に写っているのはお手本の本と老眼鏡!
← こんな風に描けました。
着たらこんな感じです。→
帯はこうなりました。上の兎や月が見えない!↑
←前の兎を手先寄りに描いてしまいました。素材によって太鼓に結ぶ分量が違うんですね。指輪はお気に入りの亀。兎と亀と言うことで・・・・例の雪兎の根付もデビュー!!
お話したい事がいっぱいあります。長くなりそうなので、一旦終了します。